Clásicos japoneses con furigana
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だいのうしゅじゅつ
大脳手術
海野 十三
Lee 大脳手術 (だいのうしゅじゅつ) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 15.185 caracteres · 31 pantallas
「ばかなことは、よせ。ここではっきりいって置くぞ。天から授かった神聖な躯を売却していいと思うか。それも物質的欲望のために売却するなんて、猛烈に汚いことだ。万一君がそんなことをすれば、もう絶交だぞ」
鳴海は、膝で畳をどんどん叩いて埃をひどく舞上らせながら喚いた。でも私はいってやった。
「売った方がいいという事情があれば、売ってもいいじゃないか。それにそういうものを売るか売らないかは、僕ひとりが決めていいのだ」
「それは許せない。売ってはならない。それに……それに、もし珠子さんがそれを知ったら、どんなに嘆くと思う。君達の間に、きっと罅が入るぞ、それも別離の致命傷の罅が……」
「そんなことが有ってたまるか」
「大いに有りさ。考えても見給え、珠子さんが……」
「珠子が、それを望んでいるとしたら、君はまだ何かいうことが有るかね」
「……」
驚異の技術
もともとこの記録は手記風に綴りたき考えであった。ところが書き始めてみると、やっぱりいつもの癖が出て小説体になってしまった。やむを得ず筆を停めて胡魔化した。今日こそは手記風に書きたく思う。
うるさき鳴海三郎は、いくら追払っても懲りる風を見せず、毎日のように押掛けてきては碌なことをいわない。