Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
しんきだんクラブ
奇談クラブ(全)
野村 胡堂
Lee 奇談クラブ(全) (しんきだんクラブ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 104.139 caracteres · 208 pantallas
花嫁が変って居た
確かに八百歳です。ハガードの小説に、三千年以上生きて居た美女の話がありますが、それは全く架空の小説で、事実ではありません。
尤も支那は昔から練丹とか仙術とか、長生不死の術とかを研究した国で、仙人伝などには想像もつかぬ長生の例が書いてあります。日本にも貞観年間に京で箸を売って居た老人が、齢数百歳であったらしいとか、宝暦年間、若狭の国の白比丘尼が、東国の高崎の比丘尼と、五百七、八十年間の源平時代の話をして来たとか、この種の例は沢山あります。併し、私は決してこんな事を衒学的に並べるのが本意ではありません。早速本題に立ち還って、江柄三十郎宗秋の経験した、恐ろしい物語をお伝えすることにいたしましょう」
花嫁が変って居た
明暦二年正月、江柄三十郎宗秋は、同じ旗本の坂本佐市の娘お夏と祝言の盃をあげました。
この時三十郎は二十三歳、お夏は十八歳、すぐれた美男と美女で、まことに絵に描いた一対のお雛様のようであったと言うことであります。
江柄三十郎の屋敷は小石川の茗荷谷で、不気味な切支丹屋敷の藪の直ぐ下、右手の高台には、その頃江戸中に騒がれた女修験者の道場、崇巌院と言うのが建って居りました。