Clásicos japoneses con furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Lee 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) de 正岡 容 (まさおかいるる) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 163.270 caracteres · 325 pantallas
これより先おきせは乳房の中に雀が巣喰うとて懊悩狂乱、悶死してしまうという物語である。
ではその磯貝浪江の姦悪は、いついかなる機会から最初に働きかけられているか。高田砂利場南蔵院の天井、襖へ嘱されて重信、絵を描きにいくことになるが、葛飾に住む重信の高田の果てまで日々かよっていくことは到底できない、正介伴うて南蔵院へ長逗留する、すなわちその留守をつけ込むのである。
これに先立ち小石川原町の酒屋万屋新兵衛に伴われ高田村の百姓茂左衛門は絵の依頼にやってくるのであるが、その茂左衛門、重信をつかまえて、「先生様(中略)桜が一面に咲いて居る所へ虎が威勢よく飛んで居る所を、彩色でこう立派に描いて下せえな」というのが大へん可笑しい。桜に虎などはいかにも田舎者らしくわけが分らなくて、ギャグとしてもまた斬新である。しかもこのギャグで茂左衛門の人柄をよろしく見せておき、のちに寺でこの男がつきっ切りでへんな画題ばかり註文するゆえ、彩色は後廻しにてまず天井の墨絵の龍から描く、それが素晴らしい怪談を生むに至るとこういう段取りになるのだから、効果は一石三鳥といっていい。毎時ながら圓朝の用意のほどに降参してしまわないわけにはゆかない。