Clásicos japoneses con furigana
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やまのじんせい
山の人生
柳田 国男
Lee 山の人生 (やまのじんせい) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 116.022 caracteres · 226 pantallas
四
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国郡の境を定めたもうということは、古くは成務天皇の条、また允恭天皇の御時にもありました。これもまた『姓氏録』に阪合部朝臣、仰せを受けて境を定めたともあります。阪合は境のことで、阪戸・阪手・阪梨(阪足)などとともに、中古以前からの郷の名・里の名にありますが、今日の境の村と村との堺を劃するに反して、昔は山地と平野との境、すなわち国つ神の領土と、天つ神の領土との、境を定めることを意味したかと思います。高野山の弘法大師などが、猟人の手から霊山の地を乞い受けたなどという昔話は、恐らくはこの事情を反映するものであろうと考えます。古い伽藍の地主神が、猟人の形で案内をせられ、また留まって守護したもうという縁起は、高野だけでは決してないのであります。
「天武天皇紀」の吉野行幸の条に、者二十余人云々、または※(「けものへん+臈のつくり」、第3水準1-87-81)者之首などとあるのは、国樔のことでありましょう。国樔は「応神紀」に、其為人甚淳朴也などともありまして、佐伯とは本来同じ種族でないように思われます。『北山抄』『江次第』の時代を経て、それよりもまた遙か後代まで名目を存していた、新春朝廷の国栖の奏は、最初には実際この者が山を出でて来り仕え、御贄を献じたのに始まるのであります。