Clásicos japoneses con furigana
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
Lee 山月記・李陵 他九篇 (ぎゅうじん) de Nakajima Atsushi (中島 敦) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 41.608 caracteres · 84 pantallas
入口をはいってからがなかなか広い。苔で滑りやすい石畳路が紆余曲折して続く。室の跡らしいもの、井戸の形をしたものなどが、密生した羊歯類の間に見え隠れする。塁壁の崩れか、所々に々たる石塊の山が積まれている。到る所に椰子の実が落ち、或るものは腐り、或るものは三尺も芽を出している。道傍の水溜には鰕の泳いでいるのが見える。
ミクロネシヤにはもう一つ、ポナペ島にこれと同様な(更に大規模な)遺址があるが、共にこれを築いた人間も年代も判っていない。とにかく、その構築者が現住民族とは何の関係も無いものだということだけは通説となっているようだ。この石塁については何らまとまった伝説が無い上に、現住民族は石造建築について何等の興味も知識も持たぬのだし、またこれら巨大な岩石を何処よりか(この島にこういう石は無い)海上遠く持ち運ぶなどという技術は、彼らよりも遥かに比較を絶して高級な文明を有つ人種でなければ不可能だからである。そういう文明をもった先住民族が何時頃栄え、いつ頃亡び去ったか。或る人類学者は渺茫たる太平洋上に点在するこれらの遺址(ミクロネシヤのみならずポリネシヤにも相当に存在する。