Clásicos japoneses con furigana
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ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
Lee 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 147.985 caracteres · 289 pantallas
宍とは肉のことです。
しかしながら、その日その日をやっと過ごすほどのみじめな生活をしている非人の徒は、そんな贅沢なことは言っておられません。祖先以来の習慣によって、相変らず肉も喰います。ことに自身皮剥業に従事するエトリの輩が、その肉を喰うになんの不思議があるでありましょう。エトリが同時に肉食常習者であったのは、自然の成り行きでありました。そこでエトリは、ただにその身分が賤しいというのみでなく、さらにその身に穢れあるものとして、一般世人から嫌われることになりました。これと交際すれば、その身に穢れがうつるということから、普通民とは交際ができなくなりました。エトリは普通民の家に入るをえず、普通民はエトリの家に入るをえず、会食もできねば、縁組もできぬという風に、まったく隔離されてしまいました。たまたまそのエトリが訛ってエタとなったについて、都合のよい宛て字をみつけだして、「穢れ多し」と書くようになりました。そして屠者以外の他の落伍者等も、おしなべて「エタ」と呼ぶことになったのです。前に申した通り、エタは本来エトリで、その語に決して穢れ多しの意味はないのですが、こんな忌わしい文字を宛てたがために、その名を聞き、その文字を見ただけでも、世人の頭にすぐ穢れを連想するようになりました。