Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

あくりょうものがたり

悪霊物語

江戸川 乱歩

Lee 悪霊物語 (あくりょうものがたり) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 8207 caracteres · 17 pantallas

Aozora Bunko

妖美人

ポケットから取り出した鍵でドアをあけようとしているのだ。

「このあいだ電燈会社と喧嘩をしてしまいましてね、電燈がつかないのです。少々暗いが、我慢して下さい。もっとも、わたしは夜は仕事をしませんから、電燈がなくても、べつに差支えありませんがね」

弁解をしているうちに、ドアがひらくと、彼は燭台をヌッとこちらへさし出して、しばらく、じっと蘭堂の顔を見つめていた。

「びっくりしてはいけませんよ。なにしろ蝋人形というやつは、ちょっと気味のわるいものですからね」

警告するように云って、部屋の中へはいって行った。蘭堂は年甲斐もなく、少し怖くなって来たが、それがまた、たまらない魅力でもあった。彼はオズオズと老人のあとにつづいた。

妖美人

燭台の蝋燭が部屋の中をソロソロと動いて行った。その光の中へ、何もない床や、粘土のかたまりや、彫刻用のコテや、石膏のかけらや、いろいろのガラクタが、次々と現われては消えて行く。そして、ピッタリ光が動かなくなった。そこに異様な物体が横たわっていた。大きなものであった。

「これ、なんですか」

気味がわるくて、黙っていられなかった。

「よくごらんなさい。