Clásicos japoneses con furigana
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せっしょうせき
日本の諸国物語
楠山 正雄
Lee 日本の諸国物語 (せっしょうせき) de 楠山 正雄 (くすやままさお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 75.040 caracteres · 158 pantallas
」
とお百姓はいって、夫婦して大事に育てました。
この子が十三になった時、お百姓は学問を仕込んでもらおうと思って、元興寺の和尚さんのお弟子にしました。
するとこの子は学問よりも大そう力が強くって、お弟子に入ったあくる日、自分の体の三倍もあるような大きな石をかかえてほうり出しますと、三尺も地びたがめり込んだので、和尚さんはびっくりして、この子はただものでないと思いました。
そのころこの元興寺の鐘撞堂に毎晩鬼が出て、鐘つきの小僧をつかまえて食べるというので、夜になると、だれもこわがって鐘をつきに行くものがありません。それで長い間元興寺の鐘の音が絶えていました。雷の子供はその話を聞いて、
「和尚さん、わたしを鐘つきにやって下さい。」
といいました。和尚さんは大そうよろこんで、出してやりました。するとその晩子供が、一人鐘撞堂に上がって鐘をつこうとしますと、どこからか鬼が出て来て、うしろから頭をつかまえました。子供は、
「うるさい、何をするのだ。」
といったまま、かまわず撞木に手をかけますと、その手をまた鬼がつかみました。子供はおこって、あべこべに鬼の頭をつかみました。