Clásicos japoneses con furigana
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はんぎゃく
日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)
矢田 津世子
Lee 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三) (はんぎゃく) de 矢田 津世子 (やだつせこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 16.512 caracteres · 34 pantallas
「新約聖書、ヨハネ第一の書の第三章、二十一節。愛するものよ、我らが心みずから責むるところなくば、神に向いて懼れなし……わたくしは、このみ言葉を味わってみましてエ非常に教えられるところがあると思うのであります。現代のクリスチャンは余りに憂鬱であります。神様に対して心やましいところがないならばア、常に快活に明るい生活が出来ると思います。何の憚るところなく自由に行動が出来る筈です。旧約聖書の中にこんな話があります。ダビデが、あのイスラエルの大王のダビデが、神の誓約の箱の前で踊りを踊ったということ。しかも、ダビデ力をつくして踊れり、とあります。ダビデは我を忘れて夢中になって踊ったに違いありません。妻のミルカがこれを見て、大王ともあろうものが踊るなんて何事です、と夫を責めたのですが、ダビデは構わず踊ったのです。わたくしは、ダビデの、この子供に近い神様を怖がらない行動が真当であると思うのであります。神様に対してやましい心をもっていないからこそ踊りも踊れたのです。……」
寛衣の間へ手を入れてハンカチを取り出すと、牧師はそれを指の先に巻いて、器様に鼻の汗を拭った。