Clásicos japoneses con furigana
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おろかなるものよ
日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)
徳永 保之助
Lee 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) (おろかなるものよ) de 徳永 保之助 (とくながやすのすけ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 1714 caracteres · 5 pantallas
そんなに泣くもんじゃないのよ。』と、
是は無論一時の慰めの言葉だろうけれど、――
ああ女よ、
私を見てくれ!
私は今二十五だ、
そしてやっぱり無一物の労働者だ!
そして私は今でもやはり泣いている、
私と、私と同様に不幸な多数の人の為に、
その人たちの悲惨な生活の為めに。
しかしそれは子供のようにじゃない、
声もあげず、涙もこぼさないのだ、
イヤ、涙をこぼしても、
それは衷へ衷へと音もなく逆流するのだ、
そしてそこで血のようにかたく且つ大きく、だんだん大きくかたまるのだ、
確信となるのだ、
力となるのだ。
ああ女よ、
私は無一物の労働者だ。
しかしこう云ったとて、
おんみに対してそんなに私が恥じていると思ってはいけない。
実に私は私の貧乏を何人にも恥じない。
ただ私は――われわれはこのままではいられないのだ。
私は深く考えている、
労働者お互いの生活をあげるために、
われわれは一緒に何をしたらいいかを、
何をどうしたらいいかを、
私は考えている。
ああ女よ、
わが古き記憶の中なる恋しい女よ、
われわれは先ずあの大川の流れのような非常な勢力を持たねばならぬ!
そして洪水のように氾濫せねばならぬ!
(『近代思想』