Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.

N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 51.117 caracteres · 103 pantallas

Aozora Bunko

六月十九日

六月二十日

六月二十一日

六月十九日 木

「ロンドン一九二九年」をよんでいろいろ感ず。自分の作を研究して見るのは面白い。ここで又一つぬぐべき皮を発見した。横光の文芸時評、まるでひどい。彼の歩んだ道=あの上海もの、鳥、そしてこの論文。あんまり公式通りにゆくので恐ろしくて、きまりわるくて、汗が出るぐらいだ。

六月二十日 金

今日やっとモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)河のあっち側へ越して行ったが、室には椅子も卓子もなくて、いきなり bed と窓枠を利用して暮して居たというのにはびっくりした。それで30р は法外だ。

夕方、鞄をもって出てゆく、かわいそうなところもある。が、ここそうそう三人では暮されず、やむを得ない。が、ひどい! モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)におっこって居る生活の歪んだ一つの破片!

クスターリヌイ〔手芸品屋〕に二人でよって、パン入れざるとしゃくしを買った。

袋君かえって来て、キエフへ行った。

六月二十一日 土

○仕事。

・玉子一つ23к になった。この間は22к だった。

・今日コムナールへ行ったら、酒類の棚がガラ空きになって居た。

○モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)では散歩の犬がわりに二人の間に買物袋をぶらさげて歩く。