Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 81.739 caracteres · 164 pantallas
六月十三日
六月十四日
、『トルストイ』(ロマン・ローラン)を買って来る。文房堂から原稿紙三百枚。「追憶」をかえしていただく。叔父の面かげがよく出て居ると云うはなしをいただく。親類の事だの、嫁姑の事などを話して来る。学校の方は選科がよかろうと云う事である。タゴール氏の演説の声は何とも云えずよかったとおっしゃる。
父上母上外出。タゴール氏は声だけでも人を動かすに足ると云うほど立派な声を持って居ると云うことであり又その容貌もすべて世のことを超越した様な輝きを持って居られるそうである。
六月十四日(水曜)
一日むしむしと暑い日である。銀行に行く。今度新らしく来た人で神経質な形をした人が誰かの歌集らしいものを持って居た。私が始めて彼の銀行で見たことである。帰りに吸とり紙を買て来る。あの大観音のわきの店で南洋の槍があった。一寸面白いものである。行きに物集さんのわきの小さい家で何だか伯母とその世話になって居る娘が喧嘩して大きな声でどなって居た。夜父上御出立。午後坪内先生から「ゲンコーウケトッタツボウチ」として電報を下さった。有難いと思う。「セバストポール」と、「トルストイ」を少しよむ。