Clásicos japoneses con furigana
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
Lee 明治劇談 ランプの下にて (めいじげきだん ランプのもとにて) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 167.283 caracteres · 329 pantallas
現にかの榎本虎彦も関氏と同郷人で、氏の紹介で桜痴居士の門に入ったのである。そんな話も出た末に、関氏はわたしに向かって、芝居を書こうとするには先ずたくさんの芝居を観なければいけない。それについてはわたしの新聞社に籍を置くことにしないか。新聞社にいれば、どこの劇場でも自由に見物することが出来ると教えてくれた。
新聞社へ入れてくれる。おまけにどこの芝居でも自由に観せてくれる。それを聞いて、わたしは雀躍するほどに喜んで、すぐに日日新聞社に入れてくれるように関氏にせがむと、もとより自分の方から知恵をさずけた位であるから、関氏も無論に承知して、年の若い無経験のわたしに何の仕事も出来まいが、ともかくも見習記者として出勤しろと言われたので、わたしは一月二十二日の午後に『東京日日新聞』発行所の日報社をたずねた。その頃の日報社は銀座尾張町の角にあった。それは雪催いの寒い日で、わたしは受付の火鉢へ無遠慮に手をかざして、奥へ呼び込まれるのを待っていると、やがて二階の編集局へ呼び上げられて、関氏自身が大勢に紹介してくれた。こうして、わたしは新聞社に籍を置くことになって、最初は校正係の助手を命ぜられた。