Clásicos japoneses con furigana
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ほしじょろう
星女郎
泉 鏡花
Lee 星女郎 (ほしじょろう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 52.344 caracteres · 104 pantallas
幾羽も居るんなら居るで可いが、何だか、その声が、同じ一つ鳥のらしいので、変に心地が悪いのです。……およそ三四十度、声が聞えたでしょうか。
枕頭で、ウーンと呻吟くのが響き出した、その声が、何とも言われぬ……」
二十八
「寝てから多時経つ。これは昼間からの気疲れに、自分の魘される声が、自然と耳に入るのじゃないか。
そうも思ったが、しかしやっぱり聞える。聞えるからには、自分でないのは確でしょう。
またどうも呻吟くのが、魘されるのとは様子が違って、苦みくといった調子だ……さ、その同一苦み※(「てへん+爭」、第4水準2-13-24)くというにも、種々ありますが、訳は分らず、しかもその苦悩が容易じゃない。今にも息を引取るか、なぶり殺しに切刻まれてでもいそうです。」
「やあやあ、どちらの御婦人で。」
「いや、男の声。不思議にも怪しいにも、婦人なら母屋の方に縁はあるが、まさしく男なんですものね。」
「男の声かな、ええ、それは大変。生血を吸われる夥間らしい、南無三、そこで?」
「何しろどこだ知らん。薄気味悪さに、頭を擡げて、熟と聞くと……やっぱり、ウーと呻吟る、それが枕許のその本箱の中らしい。