Clásicos japoneses con furigana
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うたあんどん
歌行灯
泉 鏡花
Lee 歌行灯 (うたあんどん) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 36.094 caracteres · 72 pantallas
節が抜けたものらしい。
はっと火のような呼吸を吐く、トタンに真俯向けに突伏す時、長々と舌を吐いて、犬のように畳を嘗めた。
(先生、御病気か。)
って私あ莞爾したんだ。
(是非聞きたい、平にどうか。宗山、この上に聾になっても、貴下のを一番、聞かずには死なれぬ。)
と拳を握って、せいせい言ってる。
(按摩さん。)
と私は呼んで、
(尾上町の藤屋まで、どのくらい離れている。)
(何んで、)
と聞く。
(間によっては声が響く。内証で来たんだ。……藤屋には私の声が聞かしたくない、叔父が一人寝てござるんだ。勇士は霜の気勢を知るとさ――たださえ目敏い老人が、この風だから寝苦しがって、フト起きてでもいるとならない、祝儀は置いた。帰るぜ。)
ト宗山が、凝と塞いだ目を、ぐるぐると動かして、
(暫く、今の拍子を打ちなされ……古市から尾上町まで声が聞えようか、と言いなされる、御大言、年のお少さ。まだ一度も声は聞かず、顔はもとより見た事もなけれども……当流の大師匠、恩地源三郎どの養子と聞く……同じ喜多八氏の外にはあるまい。さようでござろう、恩地、)
と私の名をちゃんと言う。
ああ、酔った、」