Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ぼたんどうろう ぼたんとうき

牡丹灯籠 牡丹灯記

田中 貢太郎

Lee 牡丹灯籠 牡丹灯記 (ぼたんどうろう ぼたんとうき) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 10.676 caracteres · 22 pantallas

Aozora Bunko

半月ばかりして喬生の隣に住んでいる老人が、壁に穴をあけて覗いてみると、喬生がお化粧をした髑髏と並んで坐っているので、大に駭いて翌日喬生に注意するとともに、月湖の西に女がいるかいないかを探りに往かした。喬生は老人の詞に従って湖西へ往って女の家を探ったが何人も知った者がなかった。夕方になって湖の中に通じた路を帰っていると、そこに湖心寺と云う寺があったので、ちょっと休んで往こうと思って寺へ入り、東の廊下を通って西の廊下へ往ったところで、廊下の往き詰めに暗室があって、そこに棺桶があって紙を貼り、故の奉化府州判の女麗卿の柩と書いてあった。そして、その柩の前に二つの牡丹の飾のある燈籠を懸け、その下に一つの盟器婢子を立てて、それには背の処に金蓮と云う文字を書いてあった。喬生は恐れて寺を走り出て隣家まで帰り、その夜は老人の家に泊めてもらって、翌日玄妙観と云う道教の寺にいる魏法師の許へ往った。魏法師は喬生に二枚の朱符をくれて、一つを門に貼り一つを榻に貼るように云いつけ、そのうえで二度と湖心寺へ往ってはいけないと云って戒めた。

喬生は帰って魏法師に云われたようにしたので、その晩から怪しい女は来なくなった。