Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lee 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 374.755 caracteres · 745 pantallas

Aozora Bunko

ということをかいたのですけれど。現実のなかで女がどんなに低いか、それを知らず踊っている人々。それを痛切に知って苦しむ人、その痛切な知りかたや対しかたが、一緒に生活しているものの微妙ないきさつでいろいろなニュアンスをもって来る。私は女も低いが、男の低さ、そして人間の大多数おかれている低さ、そうどうしても感じが来ます。

小説のこと考えながら、この間送りかえして下すった『日本代表傑作集』ですが、よもうとして出したら皆ひどいのね。宇野浩二のきりぐらいです、ましなのは。それだのにあの序文の大きい文句。この頃に又去年後半期分というのを出しましたが、その内容を見るとやはりどうかと思われます。

私の書こうとしている小説はね、姉と弟です。田舎から東京へ出て来ている。姉の側からの心持。姉は二十一。弟は高等をこの三月に出て、三月の第三日曜日に先生にひきいられて、一団となって上京して来た少年たちの一人。今年はじめてです、こうやって少年群が、就職のため、先生につれられて来たのは。三月のその第三日曜日からかきたいと思っていたもの。

宇野浩二と深田久彌の作品をよんで感じましたが、宇野の作品には、おのずから自分の書いている世界への情愛がにじみ出しているのに反し、深田のは(「二人の姪」