Clásicos japoneses con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lee 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 215.557 caracteres · 426 pantallas
学者としてというほどをのぞまないでも。文学やその他の学問はまるで飴のように扱う人々の手でひねくられてしまいますが、科学には少くとも基本の原則は厳存して、それをごまかしてはうそもつけないという面白いところがありますから。
七月二十六日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(光琳筆「群鶴図屏風」の絵はがき)〕
文学と科学についてなかなか面白いたくさんの問題がありますね。文学は、その人の感受性、表現力の特質からだけ云われて来ているけれども、実はよほど大きくつよい精神の力が入用であり、強固な人でなければ文学の伝統をその身を貫いて守ることは出来ないときがあります。科学はそれほど創造的熱量のたっぷりしない者でも個人としてのうそを少量につくだけで過せる時があったりして。同じ凡庸人なら科学の方が罪があさいと申すわけ也。
七月二十八日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(江の島名勝 稚児ヶ淵の写真絵はがき)〕
一寸涼しい風が吹くようでもあるでしょう? もののつり合いは面白いものですね、小さく人がいるので涼味も深まって見えます。
きょうは私が発病して一週年めです。一週忌と称して居ります、トマトをたべます。