Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

げんこんのしょうじょしょうせつについて

現今の少女小説について

宮本 百合子

Lee 現今の少女小説について (げんこんのしょうじょしょうせつについて) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 3247 caracteres · 7 pantallas

Aozora Bunko

いかにも奇麗な文章には違いありません。

そして又いかにも可哀そうらしく書いてあります。

けれ共ほんとうに「実」のある、重味のある文章か何かと云えば――

間違って居るかも知れませんが、「さあ」と云って頭をかしげなければならないんです。

頭の単純な娘達はそんな事を思ういと間もなく只そのこけおどしの利く字のならべかたに気をうばわれてしまって自分でもその文をうのみにした様なものを書き出したり「大きくなったら」なんかととんでもない文学者を気取るものも出来て来ます。

三つ子が百度も聞いた桃太郎の話をあきもしないで、いくどでもきく様な気持の人達はあきもしないで同じ様な事を書いたのをよみます。

そして又いかにもその人達にとっては少女小説と云うものが大した魅力を持って居るんです。

どこまでもそれにまきこまれて少しも批評とか反向とか云う気持は起りません。

そうして少女小説によって頭の大部分は育てられた娘達は涙もろいしとやかな内気な人にはなれましょう。

でも世の中の暗い方に目さとい人になります。

私は斯う云う事を断言します。

学校の教育によって頭が育てられるのは部分で云えば極く少しのもので自由に読むもの又は聞いた事などによって人間の力で出来るだけの箇人性の大部分が築かれ□□□□と