Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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たけうまのたろう

竹馬の太郎

小川 未明

Lee 竹馬の太郎 (たけうまのたろう) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 1778 caracteres · 4 pantallas

Aozora Bunko

太郎は、お父さんや、お母さんのいうことを聞きませんでした。竹馬に乗ることが大好きで、毎日、外へ出て竹馬に乗って遊んでいました。

竹馬の太郎といえば、村じゅうで、だれ知らぬものはないほどの腕白子でありました。まだ、やっと六つでしたけれど、大きな子供の中にはいって遊んでいました。

「太郎や、そんなに外に出て、遊んでばかりいてはいけない。お家へはいってお母さんのおてつだいをなさい。」

と、お母さんは、いっても、太郎は、ききませんでした。

太郎が、竹馬に乗って、走ったり、また跳ねたりするのを見ますと、それは、ほんとうにおもしろそうでありました。

「よく、まあ太郎さんは、あんなに高い竹馬に乗れたもんだ。目がまわるだろう。」

と、見た近所の人たちは、驚いたのであります。

竹馬に乗って走ると、それは早いのでした。だから、太郎は、大きな友だちにまじって鬼ごっこをしても、めったにつかまることはありませんでした。

かくれんぼをするときは、高い木の枝の上に、ぞうさなく登れました。また、屋根の上へもあがることができましたから、太郎は、なかなか見つけられませんでした。

秋になると、田舎は、圃や、野原にかきの木があって、実が真っ赤にうまそうに熟しました。