Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lee 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 189.935 caracteres · 379 pantallas

Aozora Bunko

鐵「へえ……それからお前さんが産したのかえ」

医「それから療治にかゝろうとしたが、道具を宅へ置いて来たので困ったが、此処が頓智頓才で、出ている片手を段々と斯う撫でましたな」

鐵「へえ」

医「撫でている中に掌を開けました」

鐵「成程」

医「それから愚老が懐中から四文銭を出して、赤児の手へ握らせますと、すうと手を引込まして頭の方から安々と産れて出て、お辞儀をしました」

鐵「へえ咒でげすか」

医「いや乞食の児だから悦んで」

鐵「ふゝゝ人を馬鹿にしちゃアいけねえ、本当だと思ってたのに洒落者だね、田舎者だって迂濶した事は云えねい……えゝ其方の隅においでなさるお方、あなたは何ですかえ、矢張お医者さまでごぜえやすか」

僧「いや、私は斯ういう姿で諸方を歩く出家でござる」

鐵「えゝ御出家さんで、御出家なら幽霊なぞを御覧なすった事がありましょう」

僧「幽霊は二十四五度見ました」

鐵「へえ、此奴あ面白え話だ、二十四五度……ど何んなのが出ました」

僧「種々なのが出ましたな、嫉妬の怨霊は不実な男に殺された女が、口惜いと思った念が凝って出るのじゃが、世の中には幽霊は無いという者もある、じゃが是はある」