Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

みつのあわれ

蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ

室生 犀星

Lee 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) de 室生 犀星 (むろうさいせい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 88.662 caracteres · 174 pantallas

Aozora Bunko

」

「払えないものね、ところでおじさまにその金払ってくれというの。」

「きょう会ったばかりの人が、そんなことをいうものか。」

「では、おじさまのお名前を知っているということだけで、それを言いたかったというの。」

「そうだ、巧く言いあてたよ、わたくしはそれ以外に何ものぞまないと言っていたけれど、僕はこういって見たのさ、では、あなたは或る特定のお金をさしあげれば、僕と食事をし一日遊んでくれますかと言ったら、ええ、と答えてくれた、では、あなたはいま僕の言ったような事をいう対手に、みなそういうことを希み、またそれを平気でやりますかというと、多分、それはそう致しますまいと答えていた、つまりその女は頭をつかう仕事がして見たいというんだ、事務員とか経理の方とかの、頭のいる仕事を見附けたいと言いつづけていたのだ。」

「ところでおじさまはどう仰有って、あの方のみちを開いてお上げになったの。」

「僕は煙草のケースを進呈しただけだ。」

「ケースの中に、何時もの癖で、お金匿して持っていらっしたのでしょう。」

「うむ、まあね。」

「どうも煙草を取り出すふうもなさらないのに、ケースをよく持っていらっしゃると思っていたわ。