Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

しゅみのいでん

趣味の遺伝

夏目 漱石

Lee 趣味の遺伝 (しゅみのいでん) de Natsume Sōseki (夏目 漱石) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 38.235 caracteres · 77 pantallas

Aozora Bunko

これは何だろうと三分ほどランプと相談をしてやっと分った。本郷郵便局である。ここまではようやく漕ぎつけたがそのほかは裏から見ても逆さまに見てもどうしても読めない。とうとう断念する。それから二三頁進むと突然一大発見に遭遇した。「二三日一睡もせんので勤務中坑内仮寝。郵便局で逢った女の夢を見る」

余は覚えずどきりとした。「ただ二三分の間、顔を見たばかりの女を、ほど経て夢に見るのは不思議である」この句から急に言文一致になっている。「よほど衰弱している証拠であろう、しかし衰弱せんでもあの女の夢なら見るかも知れん。旅順へ来てからこれで三度見た」

余は日記をぴしゃりと敲いてこれだ! と叫んだ。御母さんが嫁々と口癖のように云うのは無理はない。これを読んでいるからだ。それを知らずに我儘だの残酷だのと心中で評したのは、こっちが悪るいのだ。なるほどこんな女がいるなら、親の身として一日でも添わしてやりたいだろう。御母さんが嫁がいたらいたらと云うのを今まで誤解して全く自分の淋しいのをまぎらすためとばかり解釈していたのは余の眼識の足らなかったところだ。あれは自分の我儘で云う言葉ではない。