Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん

通俗講義 霊魂不滅論

井上 円了

Lee 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 75.415 caracteres · 148 pantallas

Aozora Bunko

たといそのように大仕掛けにして考えざるも、今日すでに勢力恒存の格言ある以上は、精神も勢力の一種なれば、これまた不滅といって差し支えありますまい。

しかし、拙者がかく申すときは、たちまち反対論を引き起こすに相違ない。そもそも精神は勢力の一種に過ぎざれば、勢力全体において不滅なるも、その一部分たる精神においては生滅する道理である。例えば、宇宙の進化上勢力分化して、ある程度より意識、思想を開顕するに至れば、これを指して精神と申すものなれば、その思想にして作用を止むるときは、すなわち精神の滅したるときであるという難問が起こりてきます。しかし、その難問は少しも恐るるに足りませぬ。元来、外観上目に触るるときは精神の実在を許し、触れざるに至れば消滅したるものと判断するは、極めて浅薄なる皮相の見解であります。世間にて、人間は木のまたから不意に出てきたとか、地から突然湧き出たとか申す話があるが、五、六歳の小児はこれを聞いて、もっともとして信ずれども、少々物事の道理が分かるようになれば、なかなか承知いたしませぬ。もし、精神は人の生きている間だけ存在して、死したるときは目に触れぬから滅したに相違ないと申さば、五、六歳の小児相手の話に類するように考えます。