Clásicos japoneses con furigana
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れんかんき
連環記
幸田 露伴
Lee 連環記 (れんかんき) de 幸田 露伴 (こうだろはん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 49.281 caracteres · 95 pantallas
次に、晋朝の七賢を異代の友と為す、身は朝に在って志は隠に在るを以てなり、と記している。竹林の七賢は、いずれ洒落た者どもには相違無いが、懐中に算籌を入れていたような食えない男も居て、案外保胤の方が善いお父さんだったか知れない。是の如く叙し来ったとて、文海の蜃楼、もとより虚実を問うべきではないが、保胤は日々斯様いう人々と遇っているというのである。そして、近代人世の事、一も恋うべき無し、人の師たるものは貴を先にし富を先にして、文を以て次せず、師無きに如かず、人の友たる者は勢を以てし利を以てし、淡を以て交らず、友無きに如かず、予門をふさぎ戸を閉じ、独り吟じ独り詠ず、と自ら足りて居る。応和以来世人好んで豊屋峻宇を起し、殆ど山節藻に至る、其費且つ巨千万、其住纔に二三年、古人の造る者居らずと云える、誠なるかな斯言、と嘲り、自分の暮歯に及んで小宅を起せるを、老蚕の繭を成すが如しと笑い、其の住むこと幾時ぞや、と自ら笑って居る。老蚕の繭を成せる如し、とは流石に好かった。此記を為せるは、天元五年の冬、保胤四十八九歳ともおもわれる。
保胤が日本往生極楽記を著わしたのは、此の六条の池亭に在った時であろうと思われる。