Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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やそうざっき・やちょうざっき

野草雑記・野鳥雑記

柳田 国男

Lee 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 144.016 caracteres · 284 pantallas

Aozora Bunko

六

自分などの小さい頃には、雲雀は

テンマデノボロウ、テンマデノボロウ

と啼くものと思っていたから、麦畠のへりの土にいながら、そういう鳴き方をするのを聴くと、何かなまけ者の夢のようでおかしかった。それからまたあの羽を互いに傾けつつ下って来る声を

オリヨウ、オリヨウオリヨウオリヨウ

と聴く習いがあった故に、たまたまそれが行動と一致しないと、今でもあの雲雀はどうかしていると、思わざるを得ないのである。面倒に考えて来るとこうした批評家のもつ先例の集積は、目に見えぬ自然らしさを以て法則の力を支持するようでもあるが、果してしからば何故に突如として、非難せらるべき雲雀をこの世の中に、出現せしめたかという問題が残る。いやこれはとんでもない理屈になったが、とにかくに我々の故郷の小鳥は、ただそれぞれに人間の心持ちだけを鳴いていたのである。

六

燕が軒の端に来て囀っているのを聴くと、あれは

ツチクテムシクテクチシーブイ

というのだと思っていた。土を食い虫を食い口が渋くなったということを、彼もまた中国の田舎の方言を以て談っていたのである。画眉鳥が杉や川楊などの最上端にとまって、青い天地を眺めつつ啼く声まで、我々には