Clásicos japoneses con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌
野村 胡堂
Lee 銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 156.866 caracteres · 318 pantallas
――佐吉はそれを思い合せて、宗七を呼んで金で口留めして、一人碁を打たせ、自分だけそっと抜け出して、お富を殺して来たのだよ」
「ヘエ――」
ガラッ八の驚きは大仰でした。
「雇人どもは宗七が一人で打っている碁とは思わなかったが、三局の勝負の、負け勝ちの打合せはしたが、何目の勝負かとゆう細かい事までは口を合せなかった。二局目を宗七は中押と言い、佐吉は五目と言ったのは、その実一人碁で、その時佐吉は外へ忍び出てお富を殺したのさ」
「ヘエ――驚いた野郎だね、親分」
「金唐革の煙草入から一人碁――まで、恐ろしい事を考え出す野郎さ。あれが本当の悪党だ」
平次はつくづくそう言いました。