Clásicos japoneses con furigana
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せいねん
青年
Lee 青年 (せいねん) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 123.670 caracteres · 246 pantallas
さてこれからの思想の発展というものは、僕は西洋にしか無いと思う。Renaissance という奴が東洋には無いね。あれが家の内の青い鳥をも見させてくれた。大胆な航海者が現れて、本当の世界の地図が出来る。天文も本当に分かる。科学が開ける。芸術の花が咲く。器械が次第に精巧になって、世界の総てが仏者の謂う器世界ばかりになってしまった。殖産と資本とがあらゆる勢力を吸収してしまって、今度は彼岸がお留守になったね。その時ふいと目が醒めて、彼岸を覗いて見ようとしたのが、ショペンハウエルという変人だ。彼岸を望んで、此岸を顧みて見ると、万有の根本は盲目の意志になってしまう。それが生を肯定することの出来ない厭世主義だね。そこへニイチェが出て一転語を下した。なる程生というものは苦艱を離れない。しかしそれを避けて逃げるのは卑怯だ。苦艱籠めに生を領略する工夫があるというのだ。What の問題を how にしたのだね。どうにかしてこの生を有のままに領略しなくてはならない。ルソオのように、自然に帰れなどと云ったって、太古と現在との中間の記憶は有力な事実だから、それを抹殺してしまうことは出来ない。