Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

たそがれのこくはく

黄昏の告白

浜尾 四郎

Lee 黄昏の告白 (たそがれのこくはく) de 浜尾 四郎 (はまおしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 20.453 caracteres · 41 pantallas

Aozora Bunko

』

すると蓉子はこう云うのだ。

『あると云えばあることはあるんです。けれど、そんなことおききになったって仕方がありませんわ。』

僕はこれをきいてかっとなった。

『馬鹿! 俺を盲目だと思ってやがる。一体久子は誰の子だ!』

『何を云ってらっしゃるんです。』

蓉子はこういうと黙ってしまった。山本。これがほんとに僕の子ならすぐ答えるはずじゃないか。蓉子が何も云わないのは、いや、云えないのは、久子が僕の子でないという証拠じゃないか。」

「それからどうなったね。」

「僕はあまり不愉快だったから、黙って自分の部屋に戻ったんだ。そうして割れるように痛む頭を押えて、机に向って、どうかして心を落つけようと努力した。

そのうち蓉子も黙って床を敷いていた、僕は夜、側に人がいては仕事ができないので、妻子の隣室でねることにしてある。それで自分も蓉子に床をとらせて黙ったまま床に入ったのだ。それがちょうど十九日の十時頃だったろう。

さすがに蓉子もすぐはねつけなかったらしい。僕はしばらく床にはいっていたが、とうていそのまま眠れぬので、また机に向っていろいろ考えにふけったが、結局、蓉子を殺そう、という決心しかもち得なかった。