Clásicos japoneses con furigana
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すずめ
すずめ
小川 未明
Lee すずめ de 小川 未明 (おがわみめい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 3503 caracteres · 7 pantallas
「ばかなすずめだな、さっさと飛んでいけばいいに。」と、いったものもあります。
このとき、男は、どんな人たちが、見ているのかと、支度をすませてから、道の上をながめました。
そこには、会社員らしい人がいました。小僧さんがいました。また、郵便配達がいました。それらの人たちは、いずれも自転車を止めて、わざわざ降りて、すずめをとるのを見ているのです。
「どうだ。うまいものだろう。」と、男は、網を張るたびに、かならず獲物がかかるのを、心の中で自慢していました。
「そうさ、これほど、おとりを馴らすのは、容易のことじゃないのだ。まだ暗くなるまでに、幾十羽ばかり捕れるかな。」と、男は、思いました。
見物人の中に、学校帰りの少年が二人いました。
「あのすすきの中のすずめが、鳴かなければいいんだね。」
「助けてくれと鳴いているんだろう。」
「そうかしらん。鳴いているので餌があると思って降りるんじゃない。」
二人の少年が、そんなことを話していました。すると、先刻網の中から逃げ出したすずめは、そのまま遠くへいったかと思うと、またもどってきて、田のあぜに立っているならの木の枝に止まりました。