Clásicos japoneses con furigana
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アンドロギュノスのちすじ
アンドロギュノスの裔
渡辺 温
Lee アンドロギュノスの裔 (アンドロギュノスのちすじ) de 渡辺 温 (わたなべおん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 129.168 caracteres · 267 pantallas
今度とても素晴しい子供が生まれたよ。四月一日には誕生祝賀会をやるから是非出席してくれたまえって、云っていたんです……それで、「赤ちゃんが生まれたんですか?」って僕が聞くと、黙ってニヤニヤ笑っていたけど……だから。』
『あんた! あたしの子だと思ったの?』
『ええ。だから、エミちゃんから電話をかけられた時には吃驚したんだけど、でも、僕なんかに解らないことがあるかも知れないし、僕は何だか、エミちゃんが可哀相になっちゃって』
『大きなお世話よ。――あたし、もう帰るわ。左様なら。』
エミ子は、呆気にとられている雄吉君を置いてサッサと食堂を飛び出しました。
ところが――エミ子が、文太郎君の怪しい所業の数々に身も世もなく心細くなって、誰もいないところで精いっぱい泣き度い程の気持で、家へ帰ってみると、さて文太郎君が凡そ上機嫌で彼女を抱きかかえてくれたのです。
『江の島の春はよかったかい?』
『まあ! 知らないわ……』エミ子は夫の腕の中で身もだえして泪にむせびました。
『エンミイが江の島へ行き度い/\って、せがむからさ。』
『誤魔化そうとしても駄目々々。あたし、あの便※(「竹かんむり/銭のつくり」