Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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エトナ

エトナ

野上 豊一郎

Lee エトナ de 野上 豊一郎 (のがみとよいちろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 8454 caracteres · 16 pantallas

Aozora Bunko

もし世界中がどこも一色に統一されて変化も特色もなくなったら、地球の表面はいかに退屈な場所となることだろう。旅行者の興味は九九パーセント失われてしまうに違いない。

四

タオルミーナに着いた翌日、私たちは周遊バスでエトナに登り、帰途カターニアの町を見物した。

地理学者の説によると、シチリアは地中海が出来た時にアフリカから切り放され、それからずっと後にイタリアの本土からも切り放され、今日地図で見る如く、長靴の尖で跳ね飛ばされた道化役者の帽子のような形で残っている。そういった歴史以前の地質生成の経過を語るものは、アペニン山系で、それは長靴半島を北から南へ貫き、メシナの海峡をくぐり、三角帽子の東と北の縁を縫って海の中へもぐり込んでいる。その東の縁の終止点となって飛び上ってる所がエトナの山で、高さはアルプス山彙に属するものを除けばイタリア第一であるのみならず、活火山としてはヨーロッパ第一位である。他所ではエトナと呼ばれるが、島では単にラ・モンタニュ(お山)と呼び、またサラセン侵入時代からモンジベロ(山の中の山)という呼び方も伝わっている。

第一の特長は、非常に老齢の活火山であることで、ホメーロスの詩には見えないが、ピンダロスの詩には紀元前四七六年の噴出についての叙述がある。