Clásicos japoneses con furigana
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カール・マルクスとそのふじん
カール・マルクスとその夫人
宮本 百合子
Lee カール・マルクスとその夫人 (カール・マルクスとそのふじん) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 12.263 caracteres · 25 pantallas
(エドガーと名づけられた男の子は八歳で夭折した。)
ブルッセルで、エンゲルスがマルクス家の隣に住んで共に働くようになった。エンゲルスと共に終生変らぬマルクス夫妻の仲間となったワイデマイヤーとの交際もはじまった。イエニーはすべての友人たちのよい女友であり母であった。
一八四五年にカールは、ベルギー政府とプロシヤ政府連合の追放政策から自身を守るためにプロシヤの国籍から離脱した。故郷なき一家となった。優しい夫であったカールは、二人の幼な子をもつイエニーとこのことについてもよく話しあったことだろう。カールの仕事の歴史における価値を感じ、一家のゆくてにすべての変転を覚悟しているイエニーは、カールの相談を理解しその処置に賛成しただろう。けれども子供達の将来を思い、いまはもう故郷でなくなった故郷の美しいラインの流れを思いおこした時、イエニーの頬を人知れず流れる涙があったことは思いやられる。
ブルッセルの家では出入りする友人の中にも革命的な時計工、靴工という種類の人々が登場した。枢密顧問官の娘として育ったイエニー。ドクトル・カール・マルクス夫人としてハイネの詩を読んでやっていたパリでのイエニー。