Clásicos japoneses con furigana
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ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
Lee ガラマサどん de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 99.079 caracteres · 202 pantallas
「我輩のことを皆然う言っている。君は聞いたことがないのかい?」
「さあ」
「うむ?」
「ハッハヽヽヽ」
「狡い奴だ」
「恐れ入りました」
「ハッハヽヽヽ」
と社長は呵々大笑して、
「しかしあれは間違っている」
「はゝあ」
「蟹のことならガネマサが本当だ。カニの訛りだもの、ガネさ。ガネマサどんの横這い這いさ。我輩に綽名をつけた積りだろうが、皆矢っ張り頭が悪いね。ガラマサどんと呼ばれる分には意味がないんだから、我輩一向痛痒を感じない」
と説明してくれた。
「社長」
「何だい?」
「死という標題は面白くありません」
「構わん。担ぐことはない。ガラマサどんの死として置いてくれ給え」
「しかし……」
「我輩はもう先がない」
「そんなことはございません」
「いや。皆然う言ってくれるけれど、統計は争われない」
「社長は普通の人と違って、特別に御丈夫でございますから」
「無論今日明日ってこともなかろうけれど、友達がよく死ぬよ、この頃は」
「確かに昨今頻繁でございましたな」
「昨日も今日も極く親しい友人の葬式が続いてクサ/\しているところへ、夕刊を見ると又一人死んでいる」
「○○保険の渋川さんでございましょう?」