Clásicos japoneses con furigana
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ぶらうんしんぷそうせつ
ブラウン神父総説
村崎 敏郎
Lee ブラウン神父総説 (ぶらうんしんぷそうせつ) de 村崎 敏郎 (むらさきとしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 3740 caracteres · 8 pantallas
しかし実はブラウン物はどれを取つても凡百の短篇の水準をはるかに抜いているし、またほんとうにだれが読んでもおもしろい。これは探偵小説の根本になるトリックが、ちよつとほかに追随する者がないほど、独創的で巧妙だからである。一人二役や死体消失のトリックを何度も使いながら、そのたびにまつたく新奇な趣向に変えて読者の意表を突いて行く。死体を隠すために戦闘を命じたりストライキを煽動したりするかと思えば、船を沈めるために塔に火をつけたりする奇想天外のトリックは、この作者でなければ夢にも思いつくまいし、また思いついたところであの幻怪な筆力がなかつたらとても表現しきれるはずがない。
しかしブラウン物がおもしろいのは、なんといつてもブラウン神父という愛すべき主人公を創出しているからである。全作を通じて見たこの坊さんの風貌を紹介してみよう。
ブラウンはエセックスの片田舎で育ち、コボウルの教会の司祭だつたが、後にロンドンへ移つて、一生の大半をここで過している。しかし「機械のまちがい」によると、二十年前にはシカゴの刑務所で礼拝堂附きの牧師を勤めていたこともある。「ブラウン神父の復活」