Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
さんじゅうねんごのせかい
三十年後の世界
海野 十三
Lee 三十年後の世界 (さんじゅうねんごのせかい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 68.140 caracteres · 137 pantallas
もし塔内から何者かあらわれた場合にはすぐ信号をもって、カンノ偵察隊へ知らせることに、手はずができていた。
だが、怪塔はしずまりかえっていた。いつまでたっても、ネズミ一匹も出てこなかった。それだけにますます気味がわるくてしょうがなかった。
あまり遠い道のりでもないので、カンノ博士一行は、やがて光る怪塔に近づくことができた。
そばへよって見ると、いっそうすばらしい建造物であった。
しーんとしている。ただ塔は、青白く光っている。
塔のまわりをまわった。塔には、窓もないし、入口らしいものもない。ただ円柱がより集まって、高い塔をつくっているだけだ。
「文字みたいなものがありますね。一階が二階につくところですよ。たしかに文字だ」
そういったのは、正吉だった。
それは装飾のように見えた。しかし、正吉のいったように、文字だと思ってみると、文字のようでもあった。アルファベットなのである。
「なるほど、これはふしぎだわい」
カンノ博士も、急に目をかがやかせて、それを見上げた。
文字は、へこんでいた。それが熱のために摩滅したと見え、文字として残っていたのだ。
「なんの文字? 人間の使う文字かい」