Clásicos japoneses con furigana
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りこんについて
与謝野晶子評論集
与謝野 晶子
Lee 与謝野晶子評論集 (りこんについて) de 与謝野 晶子 (よさのあきこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 50.402 caracteres · 100 pantallas
を作る事を忘れ、人格を尊重し合うべき事を息子のため娘のために教えて置かぬ罪に帰せねばなりません。
この問題について男の教育家は揃いも揃って「夫唱婦和」主義で環女史を批難していられるのに、東洋婦人会長の清藤秋子女史はなかなか面白い事をいわれました。「男の方に自由選択の権利ある現在の状態では夫婦になって始めてその妻に不満を抱きこれを虐待するなどという事は、取も直さず自分を辱しめるものではありませんか。」これは尤もな御説だと存じます。如何にも一般の家庭では男子の権利がまだ偏って強い今日、男が微弱な妻を圧服する事は容易でありそうなものですのに、妻に逃を打たれるというのは男の敗北として恥ずべき一大事でしょう。藤井軍医正の場合は陸軍と音楽との衝突でなく、陸軍が女に負けたとも申すべきでありませんか。
秋子女史はまた「某実業家は常常子弟に向い、世に処して成功しようと思うには女房に惚れなくては不可んと言われたそうですが、誠に味うべき言葉で、気に食わぬ点はなるべく寛大に見て、自分の妻以外世間に女はないというほどに取扱ってこそ家庭は円満に参るものだろうかと存じます」といわれました。