Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ちゅうせいのぶんがくでんとう

中世の文学伝統

風巻 景次郎

Lee 中世の文学伝統 (ちゅうせいのぶんがくでんとう) de 風巻 景次郎 (かざまきけいじろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 115.977 caracteres · 230 pantallas

Aozora Bunko

夕立の雲間の日影はれそめて山のこなたをわたる白鷺      定家

なびきかへる花の末より露ちりて萩の葉白き庭の秋風      伏見院

露重る小萩がすゑはなびき伏して吹きかへす風に花ぞいろそふ  為兼

しをりつる風はまがきにしづまりて小萩がうへに雨そそぐなり  永福門院

花の色はかくれぬほどにほのかなる霧の夕の野辺のをちかた   従三位為子

夕暮はかならず人をこひなれて日もかたぶけばすでに悲しき   遊義門院

秋のきて身にしむ風のふく頃はあやしきほどに人ぞ恋しき    月花門院

右の内で、伏見院はことに新古今風の自然観照歌にすぐれさせられ、御歴代のうちでも有数の歌聖であらせられる。『伏見院御集』(『列聖全集』所収)がある。また永福門院は西園寺実兼の女、伏見院の后であるが、式子内親王・俊成卿女などとならんで中世第一流の管詩人と申すべく、感覚はことにすぐれておられる。勅撰集には百五十首載り、『玉葉』『風雅』に特に多い。興国三年五月七日七十二歳で亡くなられた。(久松潜一博士「永福門院」〔『国語と国文学』昭和四年十月〕は恐らくこの女院を論じた最初の論文である。)

これに対し為世の『新後撰』