Clásicos japoneses con furigana
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
Lee 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河 (アラスカのひょうが) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 122.039 caracteres · 248 pantallas
やがて厳霜のおとずれとともに、これらの草々も白く枯れるであろう。そして晩い春を待って、またその上に緑が萌え出てくる。こういう風にして積り重った植物の遺骸は、気温が低いために腐敗することも出来なくて、年ごとにその厚みを増して行く。
このようにして出来たツンドラの層は、樺太でも厚い所では十メートルにも達している。そしてその底部のものは、上からの圧力でじっとおされたまま、長い年月の間に、徐々に炭化して、泥炭にかわって行く。植物の遺骸がいつまでも腐敗することなく、唯年月の力によってのみ、いつの間にか徐々に炭化してゆくというようなことは、別に何ということでもないが、妙に私には心に残るのであった。
落合〔ドリンスク〕をすぎると、急に線路が悪くなる。何でも最近私鉄を買収したばかりで、手入れがまだ出来ていないということである。今朝、手に入れた樺太の新聞の片隅に、それに関した面白い記事を見つけて、三人でちょっと愉快になった。それは、豊原・敷香間に夜行を通してくれ、そうすれば内地へ直行が出来て一晩助かるからという要求に対しての、鉄道の答えであるが、線路がまだ悪くて「夜間運転の如き危険なる」