Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
ふらんすぶんがくとぼく
仏蘭西文学と僕
Lee 仏蘭西文学と僕 (ふらんすぶんがくとぼく) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 2415 caracteres · 5 pantallas
――これでもまだもったいがつかなければ、僕がそんな本しか読んでいないということは、文壇に影響を与えた仏蘭西文学は、だいたいそんな本のほかに出ないということになりはしないか。文壇はラブレエの影響も、ラシイヌやコルネイユの影響も受けていない。ただおもに十九世紀以後の作家たちの影響を受けている。その証拠には仏蘭西文学に最も私淑している諸先輩の小説にも、いわゆるレスプリ・ゴオロアの磅しているような作品は見えない。たとい十九世紀以後の作家たちの中に、ゴオル精神からほとばしった笑い声が時々響くことがあっても、文壇はそれに唖の耳を借すよりほかはなかったのである。この点でも日本のパルナスは、鴎外先生の小説通り、永久にまじめな葬列だった。――こんな理窟も言えるかもしれない。だからこの僕の話も、いよいよばかにして聞いてはいけない。
(大正十年二月)