Clásicos japoneses con furigana
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かちうんまけうん
勝ち運負け運
佐々木 邦
Lee 勝ち運負け運 (かちうんまけうん) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 119.262 caracteres · 243 pantallas
「夜は早く寝てしまう。姉さん達に訊いて見ろ」
「憤らなくても宜いよ。疑うんじゃない」
「僕はお復習なんか大嫌いだ」
「それだのに変だな。頭だって、僕の方が大きいんだけれど、点が違うんだもの」
と菊太郎君は如何にも不思議そうに首を傾げた。頭の大きさと好さを一緒に考えている。この傾向が今でも確かにある。
「点の為めに喧嘩になるなんてことじゃ詰まらないよ」
「それだからさ」
「僕が好いこともあれば、君が好いこともあるんだから」
「斯うしよう。君は通信簿を豊子に見せちゃいけない」
「無論見せない。鵞鳥が並んでいるんだから、信用がなくなる」
「僕が好いように話して置く」
「そうしてくれ給え」
「僕よりも少し悪いと言って置く」
「同じだと言ってくれ給えよ」
「兄貴と弟が同じじゃ面白くない。一寸加減をして置く」
「詰まらないなあ」
と僕は不服だったけれど、豊子さんをくれないと言われては困るから、納得して置いた。
初生りと末生りの差異が現れて来たのか、菊太郎君は僕よりも発育が好かった。頭の大きいくらいのものは体躯も釣合を保つ為めに自ら比例を求めるのらしい。丈が高い上に骨太だった。学校の席順で大体分っているのに、菊太郎君は自慢だものだから、