Clásicos japoneses con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lee 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 251.906 caracteres · 495 pantallas
実も条に似て冬熟すれば甘美なり。『本草啓蒙』にその細子罌粟子のごとし。下種して生じやすしとあれど、紀州などには山中に多きも少しも栽培するを見ず。しかし平安朝廷の食膳を記した『厨事類記』に※(「けものへん+彌」、第3水準1-87-82)猴桃を橘や柿とともに時の美菓に数えたれば、その頃は殊に賞翫したのだ。『本草綱目』三三に、その形梨のごとくその色桃のごとし、而して※(「けものへん+彌」、第3水準1-87-82)猴喜んで食う故に※(「けものへん+彌」、第3水準1-87-82)猴梨とも※(「けものへん+彌」、第3水準1-87-82)猴桃とも名づくとあれば、邦名サルナシは支那名を和訳したのか。それからサルガキとて常の柿と別種で実小さいのがある。漢名君遷子、この柿の渋が養蚕用の網を強めるに必要で、紀州では毎年少なからず信州より買い入るを遺憾に思い、胡桃沢勘内氏民俗学の篤志家で文通絶えざるを幸い、その世話で種を送りもらい植え付けて後穿鑿すると、紀州の山中処々に野生があった。それを培養せぬ故古来無用の物になりいたのだ。邦人の不注意なるこの類の事が多い。足利時代に成ったらしい「柿本氏系図」