Clásicos japoneses con furigana
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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし
十二神貝十郎手柄話
国枝 史郎
Lee 十二神貝十郎手柄話 (オチフルイかいじゅうろうてがらばなし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 127.035 caracteres · 254 pantallas
二十人に一人では敵うべくもなく、見る間にホーキン氏は縛り上げられた。
「むう、さては計略だったのか」
初めて気が附いたホーキン氏は、牙を噛むばかりに怒ったが、縛られた今はどうすることも出来ない。
喜んだのは土人達で、彼らは彼らの言葉をもって戦勝の歌を唄いながら、捕虜ホーキン氏を引っ立てた。
麦と燕麦と椰子の実と
俺らの神様へ捧げよう
係蹄にかかった敵の捕虜
神様の犠牲に捧げよう
肉は肉、骨は骨
バラバラにして食おうじゃねえか。
ああ、ああ、ああ、
捕虜を殺せ!
十一
チブロン島の夜が明けて遠征隊は起き上がったが、隊長ホーキン氏の姿が見えない。
「きっと朝の散歩だろう。林の中へでも行ったんだろう」
彼らは互いにこう思ってたいして心配もしなかったが、しかし間もなく昼となり、そうしてとうとう晩になってもホーキン氏の姿が見えないので、にわかに彼らはあわて出した。
こうして彼らは土人どもが何らか不思議な詭計を設けて彼らの隊長ホーキン氏を昨夜のうちに誘拐しどこか土人どもの本陣へ連れて行ったに相違ないと、こうようやく感附いたのはもうずっと夜も更けてからであった。
「とにかく手を分けて探すことにしよう。