Clásicos japoneses con furigana
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またまたよたばなし
又復与太話
国枝 史郎
Lee 又復与太話 (またまたよたばなし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 1515 caracteres · 4 pantallas
その時私は思いました。「よい文学もタマには見られ、よい批評もマレには聞かされるが、よい生活だけは得られそうもないなあ」と。そうして更に附け加えました。「文筆労働者の私としては、もう一つの要求があるのです、よい編集者が欲しいのです」と。沢山原稿料を下さるのも、よい編集者には相違ありませんが、更に一層のよい編集者は作者に勇気を与えてくれます。つまり信頼してくれるのです。そういう編集者があるでしょうか? 私の知っている範囲でも、たしかに十人はございます。――と斯う書くと日本中の編集者、それは俺だろう俺だろうと、顔を出されるかも知れませんが、私はもう一度云って置きます、十人ぐらいしか知らないのですと。しかしあんまり信頼されると、又是ヘンなものになるようです。或雑誌の或編集者が、こんな手紙を下さいました。「原稿紙は六枚でそれこそ読者が飛び上がる程面白い作を書くように」と。そこで私はその手紙を机の上へおっぴろげ、大変慇懃に独語しました。「このヤクザな大衆作家を、チェホフやモーパッサンと同じように、評価して下すったのは名誉です。しかしどんなに高く踏んでも、チェホフやモーパッサンには手が届きません。