Clásicos japoneses con furigana
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ことうじのかち
古陶磁の価値
北大路 魯山人
Lee 古陶磁の価値 (ことうじのかち) de 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 9187 caracteres · 18 pantallas
その茶碗も一つ二つを見ておりますとこれもよいな、これもよいなということになりますが、さてここにこれが一万円、これが三万円、これが十万円と区切りして並べるということになりますと甲乙がよく分るのであります。これはみなさんが、失礼なお話をするようでありますが、靴を一足お買いになりましても、ネクタイをお買いになりましても、一円のネクタイは一円のネクタイ、三円のネクタイは三円のネクタイの美量的値打ちがある。これは一遍自分が験してみると分ります。シャツでも三円のシャツを買って暖かいと思っても、今度十円のやつを買うとまたそれだけよい。それが五十円のもの、八十円のものとなって、ついに本当の駱駝のシャツが一番よいということになる。全く体験すると一番よく分る。茶碗もその通りであります。そこで金持ちでありますがやはり、金を尊ぶ人程かえってわれわれ貧乏人から見て金を大事にする人が多いのでありますが、その金を尊ぶ金持ちなる者なかなかたやすく五万も十万もの金を出すものではありませぬが、それにかかわらず土で出来たところの茶碗に莫大な金を出すのであります。これは相当美術を認識しているところからであります。