Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Lee 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 241.558 caracteres · 480 pantallas
もそろって、目のさめるような江戸紫のね――」
「なにッ」
がぜん、きらりとばかり目を光らすと、むっくり起き上がっていったものです。
「どうやら、聞きずてならねえ色だ。もしや、その江戸紫にゃ、どれにも鹿の子絞りを染め抜いてありゃしねえか」
「あるんですよ! あるんですよ! そのうえできが少し――」
「風がわりで、ふっさりと幅広の袋ひもになってるだろう!」
「そうなんです! そうなんです! しごきといや、天智天皇の昔から、ひと重のもので、ギュッと伊達にしごいて用いるからこそ、そういう名まえがついているくれえのものなのに、ふた重で袋仕立てになっているたアあんまり聞かねえからね、こいつ、何かいわくがあるだろうと、じつあ首をひねっていたんですが、かなわねえね。だんなはまたどうしていながらにそうずばずばと何もかもわかるんですかい」
「そんなことぐれえにらみがつかねえでどうするかい。目のさめるような江戸紫ときいたんで、ぴんときたんだ。まさしくそりゃ、いま江戸で大評判のお蘭しごきだよ」
「はあてね。なんですかい! なんですかい! 聞いたようでもあり、聞いたようでもねえが、今のそのお蘭しごきというななんですかい。