Clásicos japoneses con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Lee 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 241.558 caracteres · 480 pantallas
特別おめえはちっちぇえから、馬も乗りここちがいいように、かげんしてちっちゃくこしれえてやるんだ。持つべきものは兄貴なり、あした来がけに地獄のそばも通ることだろうから、おえんま様にちょっくらことづてしてきなよ。しゃばには伝六っていういい兄貴があるから、お客にいってめえりますとな。いい兄貴というところを、特別にでけえ声でいってきなよ――」
「もしえ……」
「…………※(疑問符感嘆符、1-8-77)」
「あの、もしえ。だんな」
「ゲエッ。ちくしょうッ。おどすじゃねえか! わ、わりゃ、だれだ! だれだ!」
精霊だなをこしらえながら、いいこころもちになってあの世の辰と話をしているさいちゅう、どこから忍び込んで、いつのまに庭先までもはいってきたのか、不意にしょんぼりと目の前に立ちふさがりながら、いきなり「もしえ」と、あの世の人のような力のない声で呼びかけたので、愛すべきわが伝六はおもわずぎょッとなりながら、鳥はだたちました。いや、不意だったのにおどろいたばかりではない。影ばかりの人のようにしょんぼりとしていたその姿に、おどろいたばかりでもない。力のないその声にぎょッとなったばかりでもない。