Clásicos japoneses con furigana
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ごうがい
号外・少年の悲哀 他六編
国木田 独歩
Lee 号外・少年の悲哀 他六編 (ごうがい) de 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 12.066 caracteres · 25 pantallas
「けれども艶福の点において、われわれは樋口に遠く及ばなかった」と、上田は冷ややかに笑います、鷹見は、
「イヤ、あんな男に限って、女にかあいがられるものサ、女の言いなりほうだいになっていて、それでやはり男だから、チョイと突っ張ってみる、いわゆる張りだね、女はそういうふうな男を勝手にしたり、また勝手にされてみたりすると、夢中になるものだ。だから見たまえ、あの五十面のばあさんが、まるで恥も外聞も忘れていたじゃあないか。鸚鵡の持ち主はどんな女だか知らないがきっと、海山千年の女郎だろうと僕は鑑定する。」
「まアそんな事だろう、なにしろ後家ばあさん、大いに通をきかしたつもりで樋口を遊ばしたからおもしろい、鷹見君のいわゆる、あれが勝手にされてみたのだろうが、鸚鵡まで持ちこまれて、『お玉さん樋口さん』の掛合まで聞かされたものだから、かあいそうに、ばあさんすっかりもてあましてしまって、樋口のいない留守に鸚鵡を逃がしたもんだ、窪田君、あの滑稽を覚えているかえ。」
私はうなずきました、樋口が鸚鵡を持ちこんだ日から二日目か三日目です、今では上田も鷹見もばあさんと言っています、かの時分のおッ母さんが、鸚鵡のかごをあけて鳥を追い出したものです。