Clásicos japoneses con furigana
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Lee 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) de 知里 真志保 (ちりましほ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 70.567 caracteres · 144 pantallas
しかし、わざわざ聞きに出かけて行った時は、神々はやって来ず、狩に出て、偶然そこへ迷いこんで野宿した人だけが、それを聞いたということであります。この山の名、“カムイ・エロキ”というのは、“神様が住んでいる所”という意味で、“カムイ・コタン”というのと同じであります。この山の上にやはり、神々の舞い遊ぶ庭、すなわち、“カムイ・ミンタル”があるので、雷の鳴る時はこの山で一番物すごい音がするのだと土地の人は云っております。
このカムイ・エロキの麓に、昔“カムイ・トー(kamuy-to 神様の沼)という神秘な沼があり、そこの沼の主が、やはり竜神であったと伝えられております。昔、この沼のほとりに部落があり、そこの酋長が山狩りに行ったり、旅に出たりして、その出先で、酋長の身の上に何か異変が起ると、この沼の水面に白く波が立つということであります。酋長が遠い旅に出て、明日はいよいよ帰るという前の日にも、やはり沼に白く波立ったということであり、これは酋長の憑神であった竜神のお告げであったことは申すまでもありません。
アイヌには、昔は波占とでもいうべき卜占の方法もあったらしく、沼や泉の上にまき起こる波紋などによって物の吉凶を判断したと思われる例が幾らもあるのであります。