Clásicos japoneses con furigana
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あんごこうだん
安吾巷談
Lee 安吾巷談 (あんごこうだん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 7182 caracteres · 15 pantallas
大判の、ちょッと色の変った美本であった。茶の地に、美しいコバルトで題字がぬいてある。それが大そうキレイだったので、私たちの同人雑誌「青い馬」というのへ、そッくり衣裳を拝借したが、日本の印刷ではフランスのような美しいコバルトがでないので、あんまりパッとしなかった。しかし、拝借したのは装釘の衣裳だけでシュルレアリズムにかぶれていたわけではなかった。
このマニフェストというのはコケオドシの実にツマラヌものであった。彼の代表作には「ナッジャ」という小説があるが、これもツマラナイ小説である。恋人とアイビキに行く荒涼たる海岸の名をアンゴ ANGO という、それだけが私のハラワタにしみた全部であった。フィリップ・スウポオがいくらか小説らしいものを書いているが、シュルレアリストの小説や詩で、後世に残るものは、まず、あるまい。
彼らはすでに相当な年輩であるが、今日でも、フランスのシュルレアリストは大いに教義をひろめるべく悪戦苦闘しているようである。しかし所詮、彼らは裏街の小さな教祖であって、表通りへ進出し、山上で垂訓するような大教祖には、とてもなれないと私は鑑定している。